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名古屋市立大学北千種アセンブリーホール改修

2009Complete

CAn伊藤恭行

大学内施設の1階は食堂の内装改修、2階は部室等を主に産学連携の拠点となる会議室に改修するプロジェクトである。基本的には各階ともにプラン変更は必要なく、仕上げの更新が求められた。既存建物は中央にトップライトからの光が印象的な吹抜けを要する2階建で、1階はワンルームの食堂と厨房、2階はその吹抜に面したロの字型の廊下に部屋が配置されている構成であったが、廊下の壁により閉鎖的な印象であった。そのため、壁をストライプ状にミラー処理をしたガラスに置き換え、透過と反射が混在する境界をつくり、視覚的広がりと分節が共存する状態を提案した。それにより会議室の様子が垣間見えたり、隠れたり、建物周囲の木々がガラス越しに見えたり、ミラーに映り込んだりなど、混ざり合う視覚的効果や、空間の広がりの伸縮、距離感覚のずれ、視点移動に伴う風景の移り変わりなど、様々な空間体験を生み出している。鏡の働きにより実像と虚像が混在し、その境界に隣接する空間以上の風景をつくる、いわば風景の拡張を意図したプロジェクトである。

DATA

建築主 公立大学法人名古屋市立大学
所在地 愛知県名古屋市
用途 大学
構造 RC造
規模 地上2階
延床面積 700.11
施工 ミユキ工業
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